万引きは、お店の経営に大きな影響を及ぼします。万引き対策が不十分なばかりに、店の経営が成り立たず、万引き被害による利益の圧迫で倒産する「万引倒産」も現実にはあります。
産直施設の場合、大手スーパーなどに比べると直売所のセキュリティレベルは低い傾向にあると思います。
最低限の防犯カメラが数台、防犯カメラすらない小規模直売所も多いかと思います。
また、委託販売の特性上、店舗側で仕入れや棚卸しを起こさないケースがあります。
そのため、責任が曖昧でどのタイミングで行方不明になったか分からないまま、損金を被る出荷者も少なくないのないでしょうか。
先日、ある大型直売所で特定の野菜(小松菜やホウレンソウ)ばかり紛失する事件が発生しました。それも1個や2個では無く、5個とか10個。それも比較的レベル高い生産者2~3名の出荷品のみ。
今まで私の経験ですと万引き対象商品は「高単価で小商品」。例えば、蜂蜜の瓶や高単価果物など。かさばる葉物を大量に万引き(紛失)とは今回初めてのケース。
犯人(原因)はまだ見つかっていませんが、おそらく「同業者」の転売か嫌がらせではと私は推察しています。
店舗ではお客様には比較的目を光らせていますが、生産者が自社商品を引き揚げるような雰囲気でバックルームに下げて軽トラに積んで持ち帰られたら中々目が届きません。
店舗としては、自店の万引きの実態を把握して、万引き被害をできるだけ最小に抑えるための対応をしておく必要があります。
今回から売場だけでは無く、バックルームと搬入口に防犯カメラを設置することをアドバイスいたしました。
売場カメラで陳列棚から商品が大幅減った時間帯から納品者を割り出したいと考えました。
さぁ、犯人(原因)解明されれば良いのですが・・・
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