産直コンサルを長年行っていると、コンサルで入る企業や現場スタイルは千差万別ですが、一番最初の問い合わせ(電話、メール、ZOOM相談)の中での質問は大方一緒だな・・・と最近思ってきました。
そこで今回このブログでは、「産直に関する問い合わせ、アル有るベスト5」と題してよくある質問とそれに対する私なり回答を簡単にお伝えできればと思っております。
第1位:「産直販売、当店(当地域)そもそも可能性あるの?」
結局行きつくところはこの問い合わせ、質問が一番多く、一番聞きたい箇所だと思います。
しかし、私の回答は決まって一緒、
「う~ん、何とも言えませんね、現地(現場)を実際に見て見ないと」
でも実際の所、私が見たからと言って確実な答えを出せる訳ではありませんけど。
出店調査などと一緒で、「成功の可能性が高い」「リスクが高い」など、その回答の裏付けとなる事例やデータを開示して客観的な立場で説明するレベルです。
では「成功の可能性が高い」ケースとしてはどういうケースがあるのでしょうか。
パイがある。すなわち会員となるべき候補者(農家、生産者など)が周辺地域に存在している。
その地域に直売所が多く、生産者のスキルが高かったりすると、私は「パイは多いかも」とある種判断します。
また、判断材料のひとつに農林水産省が発行している、「eMAFF農地ナビ」という無料サービスがあります。
https://map.maff.go.jp/
「eMAFF農地ナビ」では
これから農業を始めたくて農地を探している方
現在農業従事者で事業拡大のために新規農地を入手されたい方
近隣周囲の農地情報を把握したい
などの情報が分かります。(画像を参考に)
逆に、「成功の可能性が低い」場合は、地域に農家や生産者が少なく、販売すべき産直商品がない場合です。
この場合、遠方から産直品を集荷して販売する手法はあるものの、物流や鮮度管理が課題となり、事業継続が困難になるリスクが高くなります。
このような場合には、積極的に産直販売を導入することは避けた方が良いでしょう。
産直販売の成功には、地元に農家や生産品の数や種類が豊富であることが鍵です。また、競合店が多いエリアでも、逆にそれが相乗効果を生むことがあります。競合が多いと、それに見合った農家や生産品の多様性がある証拠であり、消費者が複数の産直施設を訪れるため、広域からの集客を期待できます。
結論として、「産直商品が地元に無い」場合を除けば、立地や規模、資本力に関係なく産直販売の可能性はあります。
産直で重要なのは前回blogでもお伝えした通り、「運営管理」「売場づくり」「生産者の募集」といったポイントです。
興味がある方は、当社の無料のZOOM相談や現地簡易診断を利用してみてください。
さて、いかがでしたか?
「産直に関する問い合わせ、アル有るベスト5」
今回で終了ですね。
これを機会に皆様の産直売場、一度見直されてはいかがでしょうか。
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