消費税「インボイス」今日からスタート①

消費税「インボイス」が今日からスタートします。
しかし、このインボイス、個人や免税業者が多い農産物直売場では頭の痛い問題となっております。

例えば農産物直売所で1000円の商品を買うとする場合、消費税が8%とすると消費税分として消費者は80円を支払います。
一方、直売所は例えば商品を仕入れ先(農家さんなど)から仕入れる際に800円の代金と64円の消費税を支払っています。
するとこの直売所は商品の販売で受け取った消費税額80円から仕入れで支払った消費税額64円分を差し引いた16円分を税務署に納めています。
しかし、インボイスが始まる今月から直売所は仕入れ先からインボイスをもらえなければ仕入れ先の分の消費税64円分も納めなければいけなくなるんです。
この仕入れ先(農家さんなど)がインボイスに登録していないと直売所は困りますね。仕入れ先は税務署に行くなどして登録する必要があります。
ただ、そこで問題になるのが免税事業者の対応です。
こちら、年間の売上高が1000万円以下の事業者は免税事業者としてこれまで消費税の納税が免除されてきたんです。
それがインボイスを発行しようと届け出るとこの免税措置がなくなります。小規模な事業者にとって負担が増えることになります。
今までは税が免除されていたものが税負担をするようになる。持ちつ持たれつでやってきた農産物直売所にとってこの負担をどうするのか、悩ましい問題になっています。
スーパーマーケット内での委託販売での産直インショップでも同じような相談を受けています。【つづく】

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