産直コンサルを長年行っていると、コンサルで入る企業や現場スタイルは千差万別ですが、一番最初の問い合わせ(電話、メール、ZOOM相談)の中での質問は大方一緒だな・・・と最近思ってきました。
そこで今回このブログでは、「産直に関する問い合わせ、アル有るベスト5」と題してよくある質問とそれに対する私なり回答を簡単にお伝えできればと思っております。
第4位:「閑散期繁忙期の売場づくり(スペース)最適化に関して」
西日本の方はそうでもないかもしれませんが、中部から北陸、関東、東北地方の産直野菜に関しては端境期の関係で、特に晩秋から初春の間は、「野菜が集まらない、偏る」といった定番売場が埋められない時期が度々あります。
対応方法としては主に2通り。⓵閑散期の時、売場(什器)「スペースを縮小する店舗と売場」、⓶「スペースを維持そのままで営業」して対応する店舗と2通りあります。前者は什器を減らした分、棚に商品量はぴったりと収まるが、縮小した分通路などがガランと隙間が空いた印象。後者は什器はそのままなので商品量が減り棚がスペーズ空いた状態。その空いたスペースを埋めるため、通常の倍以上にフェイスを拡げたり、本来産直売場に並ばない「対象外商品」が並んでいます。「対象外商品」とは?例えば、ジャガイモや玉ねぎなど市場からの仕入れ商品、バナナやパイナップル、天津甘栗やフルーツゼリーなど。要は空いた売場を埋めて少しでも売り上げを取ろうという発想。私自身の考えではありますが、前者の「スペースを縮小する店舗と売場」を推奨します。なぜか?それは自然を相手にしている商売です、特に産直販売は。モノが無い時は無いのです。これはどうしょうも無い事なのです。そのような閑散期は逆にきちっと告知をして売場を縮小しても正直に販売すべきです。売場を閑散期繁忙期に合わせて、迅速にアコーディオン売場を出来る体制づくりが大事だと思います。冬場だけでなく、今は猛暑で夏場も品薄の時があります。そういった時に代替えで販売出来る準備や対応を普段から行っていたり、予め生産者へ声掛けして閑散期の対応をしておく。逆に繁忙期は定番売場に並ばないほど商品が納品されます。また、同じ品群(トマトならトマト、キュウリならキュウリ)ばかり重なってダブって値崩れおこすことを生産者は嫌がります。店舗としても、翌週の出荷予想表などに予め記入して貰い、納品のタイミングをずらしたり、量目調整、店舗間移動などで繁忙期ならではの売場コントロールが必要とされます。
次回は第3位:「生産者(新規会員)開拓は常時必要?」です
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