産直販売の良さとは一体何なのでしょう?
前回の続きです。
前回では
【生産者にとっての良さ】
- 収入の確保と向上ができます
- 消費者の反応が直接分かります
- 規格外品や少量生産品も販売できます
【消費者にとっての良さ】
- 新鮮で旬の農産物が手に入ります
- 安全・安心して購入できます
- 価格が比較的安価です
生産者と消費者の双方にメリットがある産直販売は、相互の交流の場としても機能しています。とお伝えしました。
今回は、生産者(出荷会員)と消費者以外のメリットについてです。
【設置施設側のメリット】
- 施設の収益源になる
- 直売所の売上げから一定の手数料収入を得ることができます
- 農産物以外の加工品や関連商品の売上げにもつながります
- 集客力が高まる
- 新鮮な農産物が買える直売所があれば、消費者の足が施設に向きます
- 他の施設との差別化ができ、施設の魅力が高まります
- 地域農業の活性化に貢献
- 農家の収入向上や意欲向上につながり、地域農業が活性化します
- 生産者と消費者の交流の場として、地域コミュニティ形成に役立ちます
【地域のメリット】
- 雇用の場が生まれる
- 直売所の運営スタッフや関連する加工業、物流など新しい仕事が生まれます
- 地産地消が進む
- 地元で生産された新鮮な農産物を地元で消費できるようになります
- 食の安全性が高まり、環境負荷も低減できます
- 地域ブランド力が高まる
- 優れた地元農産物が直売されることで、地域の農産物ブランド力が向上します
- 観光資源としての価値も高まり、地域の活性化につながります
このように、農産物直売所は設置施設や地域にも大きなメリットをもたらし、農業や地域を活性化させる起爆剤となっています。
特に【設置施設側のメリット】2の集客力が高まる。その効果を期待してか、食品スーパーの内「産直地場産コーナ」現在約75%が設置済み、将来においては86.2%で増やしたい、新たに設置したい。と言う結果が全国スーパーマーケット協会2024年度版スーパーマーケット白書にて掲載されていました。
こう見ると産直販売は「生産者」「消費者」「設置施設側」「地域」と四方良しのビジネスモデルなはずなのですが・・・。実際は・・・
長くなってきたので、続きはまた次回に(^^)/
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