売場(店舗)入口は、「お店の顔」と昔から言われております。
食品スーパーの場合はこの「お店の顔」には、旬や安さを一番演出し易い青果部門を配置しているのがほとんどであります。
しかし、単独の農産物直売所や道の駅での「お店の顔」あまり変わり映えしません。
いつも一緒のマンネリ売場だったり、目的買い商品(この時期の看板商品)をドーンと一丁目一番地並べて、それを入店と同時に手に取られてそのままレジに一直線。
これでは買上点数が中々上がるはずがありません。
食品スーパーインショップの産直コーナの場合は逆に地味過ぎてスルーされててしまっている。
産直売場、施設の「お店の顔」とはお客様が立った瞬間に「季節(その地域ならではの)」「鮮度」「価格」を感じられるかであります。
例えば私が住んでいる宮城県では今の時期6月末、葉物が採れすぎて地物の葉物が大量販売。この場合「鮮度」「価格」はアピール出来るのですが、葉物では「季節」をアピールするには力不足。
そんな時「梅」だったり地物の「トマト」「キュウリ」のSKU展開、これからの7月からだと「トウモロコシ」や「枝豆」などを「旬の先駆け」で売場展開出来ると、「季節」を感じられる売場→店舗となります。
この「旬の先駆け」の時期に大事な事は、店舗側で主導出来るかです。
店舗受け身でのパラパラ陳列では無く、店舗主導での大量陳列が出来る販促日(先駆け時に常設は難しいため)を設けられるかで、今後大きく売り上げが変わって行くのです。
地域の季節商品をどこよりも早く、大量に産直コーナで販売出来れば、お客様から「あのお店はトウモロコシが豊富」「安い」の記憶が残り、7~8月のピーク時にも「期待感」を持続しながら、顧客の購買数量を高めていくことが出来ます。
「店舗主導での大量陳列が出来る販促日を設けられるか」
その為には、①販売データ(前年)を把握し、来月売れる品目と対象生産者を把握する事。②①に基づき、仕掛ける日(販促日)や内容を企画する事。③対象生産者に素早く万遍なく伝える仕組み(偏り連絡はひがみ中傷の元)やコミニケーションが出来ている事。これにつきます。
理想は48週ですが、毎月の1回、年間12回お店の顔を計画的かえるだけでも売上は大きくアップし、以降の継続集客に繋がります!
先ずは販売データの確認と、計画づくりですね。是非、チャレンジしてみてください。
生産者に喜ばれ売上にも貢献できるはずです。
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