道の駅や農産物直売所、食品スーパーでの「産直売場」でのレイアウト。
ある程度規模とスタッフが居る店舗では、定期的に効率よくレイアウト変更されていますが、そうじゃない店舗はほぼ365日同じ売場、同じ配置。
そのため、お客様から見て「いつも一緒」「マンネリ」「つまらない売場、店舗」と連想されていきます。
この中の「いつも一緒」が一番危険。「売場が一緒」の意味だったはずなのにいつのまにか、「商品が一緒」=「やさい鮮度悪い」と勝手に紐づけされてマイナス評価になってしまうことがあります。
そういった意味からも定期的、計画的なレイアウト変更は手っ取り早く売上アップの近道なのです。
しかし、このレイアウト変更で、トラブルが発生するケースがあります。
それは店側で「突然」「勝手に」「一方的に」変更してしまうケース。
朝来たら、前日と売場が全然変わっていて、自分の商品がどこにど並んでいるのか分からない。
生産者の商品は店舗との信頼関係で置いています。
この信頼関係を崩すような、行動は店舗側では絶対慎むべきです。
また、陳列スタイルが「品群陳列」では無く、「生産者(コンテナ)陳列」の場合、位置取りは売上を左右しますので死活問題です。
そのため何年も同じ生産者が一等地を確保(死守)して居たり、売上が少ない、旬でも無い生産者が好位置をキープしたりして、坪効率を落としている産直施設が良く在ります。
ある店舗では平等性の観点からローテーションでコンテナ位置を移動していました。確かに生産者たちは満足するかもしれませんが、店舗では売上貢献に繋がらず、来店されたお客様も関連性薄い商品が置かれた商品棚からは「目的買い」や「衝動買い」への行動は移しづらく、結果的に顧客満足度は下がり、客数減売り上げ減に繋がって行きました。
それではどうしたら良いのでしょうか?
「生産者(コンテナ)陳列」の場合、平等性は必要なのですが、「売上実績」「納品数」を加味した上で公平性を保っての位置やスペースの決定。
「旬商品」「集客商品」など戦略的に強化したい商品群の位置やスペースの決定など。
基本的には「売上に繋がる」「お客様が買い易い」そして「生産者自身が理解納得できる」公平性あるレイアウト構成が必要です。
この、「売上に繋がる」「お客様が買い易い」「生産者自身が理解納得できる」レイアウト変更を行う為には、店舗側ではしっかりとコミニケーションを取る必要があります。
具体的には「販促会議」「生産者ミーティング」などです。
こういった会議を毎月で無いにしろ定期的行い、レイアウト変更や毎月の販売計画や実績などをお互いにコミニケーションして、タッグを組んで販売活動をやっている「チーム産直売場」は強いです。
おのずと結果も付いてきていますね。
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