50~70歳代は直売所では重要なゴールド世代!客数アップのヒントその2

私は直売所に関してですが、50歳代以上の中高年層をシルバー世代では無く、ゴールド世代と呼んでいます。

 

一般的に大型商業施設などでは、高齢者より若者や家族連れが持てはやされ、どちらかと言うと重要視されますが、こと直売所に関しては中高年層のリピーター客=いわゆる上得意客をいかにつかむかが胆です!

総務省統計局の家計調査(2015年)によると二人以上世帯の生鮮野菜の月間支出額が、平均5,924円。29歳以下が3,289円、30~39歳が4,143円、40~49歳が5,192円、50~59歳が6,086円、60~69歳が6,531円、70歳以上が6,585円と年代が上がることに支出金額が増えてきています。

生鮮果物になるともっと顕著で平均2,537円。29歳以下が868円、30~39歳が1,342円、40~49歳が1,628円、50~59歳が2,176円、60~69歳が3,036円、70歳以上が3,464円と実に29歳以下の4倍以上の支出金額が生鮮果物の場合見ることが出来ます。

 

様々な要因は考えられますが、直売所に限っては若者より中高年層、シルバーでは無く正に金を産む、ゴールド世代だと言えます。

また、ゴールド世代は自分達だけでは消費するのではなく無く、息子夫婦や娘夫婦、お孫さんや親せき、ご近所友人などに「美味しかったらおすそ分け」と言う古くからの日本良き伝統習慣が強いので更に消費を後押しする上得意客なのです。

しかしながら、直売所の過半数がこの辺りの「中高年層=集客の方程式」を理解、実践していません。

中高年層を掴む施策の一例として、中高年が大好きなお茶などの飲み物サービスや試食イベント、おみやけ販促に箱売り袋売りなどのまとめ販売などです。つめ放題やすくい取りなどのイベント販売も若い人より大胆なので大好きです!

設備的にはゆったり座れるイスや休憩施設、女性トイレの拡充、停めやすい駐車場などです。

 

理想は綾小路キミマロのような、そんな中高年をわしづかみするスタッフが居る直売所があったら、観光バスで来店するでしょうね(笑)

是非、皆さまの直売所も中高年集客企画を考えてみて下さい。


2016年08月18日