サービス①農産物直売所

生産者直売所(以下直売所)は農林水産統計六次産業化総合調査(令和3年3月公表)によると2019年時点で全国に23,650店、一店舗当たりの平均年商4,454万円と既に市民権を得た業態として全国に存在しております。

 

4年前の2015年発表値と比較すると総店舗数は23,710店からの微減だったのに対し、一店舗当たりの平均年商は3,807万円から117%増加と大きく伸長しております。生産者直売所は農協を始めとした「直売所の大型化」、「選ばれる産直」の時代に大きく傾き始めました。

今や直売所はコンビ二並に身近な業態である反面、スーパーの産直コーナやネット販売等異業種からの参入も増え、特長や競争力の無い直売所は縮小・閉鎖に追い込まれる厳しいマーケットになりつつあります。 

当社では食品スーパーやコンビニなどの異業種の販促手法やトレンドを取り入れた売場づくりを直売所や道の駅にご提案しております。
オーバーストアの直売所。これからは「待っているだけの守りの直売所」ではどんどんジリ貧になっていきます。「わざわざ来てくれる、攻めの直売所」を目指して現場・生産者一体となってレベルアップしていきましょう。


当社では農産物直売所(直売コーナー)の新規開設~運営・仕組みづくり~生産者募集活動ノウハウ~スタッフや生産者の販売勉強会~イベント企画助言~販売分析顧客アンケートまで幅広い直売所サポートや活性化提案が可能です。

※別サイト 「生産者と小売店をつなぐ 産直販売わくわくプロデューサー」(2023年7月開設)

こちらもご覧ください

https://www.cost-sp.co.jp/wordpress/

①農産物直売所(コーナ)新規開設プロデュース

新たに農産物直売所を開設する場合、直売所に携わる人たちや生産者、立地や商圏構造、場合によっては行政も含めて構想をじっくり、様々な場合を想定して練る必要があります。しかしながら、安易に考え「取りあえず」でスタートしてしまい、売上や運営が追い付かず初年度から厳しい現実に直面してしまうケースが少なくありません。

また、食品スーパー内に設置した産直コーナ(インショップ)でも運営方法や仕組みづくり、納品のルール化を最初にキチンと行っておかないと、自社青果部門と競合してしまったり、生産者同士でもめてしまったりして、せっかく新規開設した直売コーナを有効活用出来ないことが少なくありません。

当社では数多くの直売所新規開設の実績と様々なノウハウを含めて、関係者様の考えや意向に沿った形でご提案いたします。
また、立地や商圏構造なども偏りのない客観的な視点からアドバイスいたしますので、行政関係からも評価を頂いております

②事業計画、運営要項、委託契約書などの仕組み、ルールづくりのサポート

新規に開設する直売所は元より、すでに営業中の既存直売所でも農産物直売所運営要項(直売所の目的やルールブック)が無かったり、運営方法や納品、陳列などのルールや仕組みが曖昧な直売所も多く見受けられます。仕組みづくりやルール化は大変重要な部分ではありますが、自社内で生産者様を集めて改めて行おうとすると、色々と弊害がありスムーズに事を進めない事があります。

当社は外部スタッフ的な立場で的確な助言やアドバイスを行い、より早く確実な運営・仕組みづくりをお手伝いするものであります

③現場プロデュースとアドバイス(ご提案)


現場に入り、店舗スタッフさんと一緒に売れて儲かる「売場づくり」「商品演出」「店内販促」「店頭販促」を指導・アドバイスを行います。時には生産者さんと一緒に参加しての現場指導も歓迎です!

また、直売所や道の駅の売場レイアウトは何年も変わらず継続しているケースが多く、来店客やスタッフにマンネリ感が漂い、売り上げ低迷の要因となっているケースがあります。

当社では食品スーパーとコンビニの売場レイアウト案を取り入れた効率的でユニークな売場レイアウトをご提案し、好評をいただいております。


④販促勉強会やPOP教室などの販売に直結する実践セミナー


生産者は採ったり作ることにのみ集中し、スタッフは管理や作業に没頭してしまい、肝心の産直商品の売場での「販売活動」が疎かになっている直売所が全国で多く見受けらえます。

当社では販促勉強会なる直売所スタッフや生産者向けの販売活動が楽しく、結果が出るセミナーをセミオーダーで開催しております。繁盛直売所の事例やスーパーやコンビニなどの異業種の取り組み事例や最近のトレンドを加味した初心者~中級者分かり易い内容です。
POPは「モノ言わぬ24hの販売員」です。
上記「売場づくり」と一緒でPOPの簡単な原理原則と少しの技能を身につければ、そのPOPを付けた商品からドンドン売れていきます。問題は「何を書けば良いの?」「どう描いたら良いの」と言ったノウハウとテクニックが少し足りないだけなのです。

 当社では直売所で良くPOPを描いているスタッフさんや生産者の皆様方に対して、
①「POPカクコト教室」(お客様が注目するPOPの考え方と仕掛け方)の事例を学ぶ座学。
②「POP描きかた教室」(POPマジックを使用した文字の描きかた練習やレイアウト)を学ぶ実技。
上記2コースを各90分~で行っております。

⑤生産者(会員)募集活動と出展者説明会のサポート


全国の直売所関係者に現状の課題について質問すると、必ず上位にランクされるのが生産者(会員)の減少問題。これは高齢化や後継者問題が主ではありますが、話を聞いてみると「そういえば、OPENの時以降一度も募集活動行ったことが無かった」「昨年まで出展していたが、お店の応対が悪いので他店に鞍替えした」「ラベルプリンターの使い方が良くわからないので・・・」など現場で解決対応出来るケースもあります。問題は店側がその問題に気が付いていないのと、生産者とのコミ二ケーション不足により悪循環に陥っていることです。

当社では既存の農産物直売所におきましても、新たにOPENするつもりで、生産者募集活動と出展者説明会の開催を勧めております。そうすることにより、新規のみならず既存の生産者も巻き込み新たな気持ちで活性化することが可能です。色々な意見も飛び交いますが、コミ二ケーションづくりにも最適です。当社では外部スタッフの立場で準備~開催まで助言、サポートを行います。

⑥お客様アンケートや販売分析


直売所では毎日の来店客数に一喜一憂していますが、実際の母数となる来店客の構造や属性を分析したり、その分析結果を販売活動に活用するケースは多くありません。また、実際に来店したお客様が感じた店舗や売場、商品、サービスなどの率直な感想も今後の店づくりにおいて大変重要です。

当社では直売所用に開発した、お買い物アンケートと来店動機調査をベースにお客様の来店動機や売場、商品、サービスなどの満足度調査を行っております。また、調査結果に対しての対応策までご提案いたします。

販売分析ではアウトプットデータを基に現状分析と仮説立てを行い、今後の方向性と対応策までご報告、ご提案いたします。分析結果をスタッフや生産者が共有することにより、今後の販促計画やイベント企画などがスムーズに立案し易くなります。(メンバーのベクトル一致)

※上は某直売所で行った、お客様アンケート。左)設問内容目次 右上)聞き取り調査のイメージ 右下)スタッフや生産者への結果報告会

 

⑦看板商品づくり=ブランディング

 

特定商品や飲食メニューの看板商品による集中拡販です。

〇〇を買うなら××店へ行こう!
◆◆市に来たのだから、帰りに××店へ寄って〇〇を買って帰らないと♪
お客様がその商品を買うためにわざわざ来店してくれる。
またその商品を買うならこのお店とお客様自身が決めている。
上記のような看板商品があると他店と差別化出来、強い店舗になっていきます。
現場が売りたい商品、生産者さんがこの時期勧めたい逸品を選定し、計画を立て集中的に販売強化いたします。ブランディングの目的と手法を現場が理解してくれば、継続性があり利益率の高い販促策です。