直売所 生産者の集め方!基本の「キ」

「売る気満々の本気販売スタッフと仕組みづくりで売れるお店づくりを」

このHPに新規で来られる方の検索項目ベスト5いつも入っているのが、「生産者の集め方」「会員募集」など直売所の新規生産者=野菜や果物を新たに出してくれる方々をどう集めて行ったら良いでしょうか?と言う質問です。

確かに会員生産者増加=出品数、品揃え増=客数、売上アップと言う計算式で考えるのでしょうが、残念ながらこれは一時的な現象のみです。

即効性のある手法として、「チラシや販促物での告知」「生産者募集説明会の開催」「行政や地域とのネットワーク」など私自身も三種の神器として実際に行っております。しかし、これだけでは絶対ダメなのです。

一番重要なコトは「売れる店、売れる売場に今以上にすること」なのです。実はコレだけなのです。しかし、絶対なのです!

今出展している生産者の悩みとして、「マンネリ」「返品回収が面倒」「スタッフが不親切」「人手が無い」「知っている仲間(生産者)が少ない」など色々ありますが、一番の最重要課題は「売れない><」と言う事なのです。生産者や漁師が夜明け前から朝取りして時間を惜しんでパック、配送した商品を売場で真剣に販売していない、販売を本気で代行するスタッフが少ないと言う事です。

生産者は売れる店、真剣に販売代行、販売応援をしてくれる売場にはまずどこよりも1番に持ってきてくれます。その姿勢を口コミで聞いて他の生産者も増えて行きます。するとお客様も増えます、スタッフは生産者やお客さんに感謝され、ますます仕事(販売業)に誇りややりがいを感じて行きます。

 

私はスタッフ指導や現場プロデュースなどで全国の直売所に出向いております。その際も必ずと言ってよいほど「生産者募集のノウハウやアイディア」を質問されます。しかし、その反面「午後からは売場に人は要らないだろう」「お客も居ないのにレジは必ず2名体制」「レジスタッフは売場や販売ヘルプはさせない」など、売上に直結しない政策やルールを行っている、スーパーのインショップや直売所が多数存在します。

 

「あの店に納品したらスタッフが本当に一生懸売ってくれる」「傷んだ商品は勿体ないと言って自らカットして試食として提案してくれた」「返品があった日、本当に申し訳無かった。次回は完売するよう頑張るのでこれに懲りず納品お願いします。と店長と担当者がお詫びをしてくれた」

どうでしょう?これが基本の「キ」ではないでしょうか?

会員を増やせ増やせと言っても、生産者から見れば売れない店はNG(--〆) 売れて心地良い対応をしてくれる店を最終的に選ぶはず!

「あの店は納品したら、店長筆頭に徹底的に売り切ってくれる!安心して納品できる店!」これが答えです。

残念ながらこのレベルまで言っている直売所は日本全国ほとんどありません。

これに近づける仕組みづくりや販売戦略をもう一度見直してみて下さい!

私もこういう生産者、消費者、販売者らが満足し、ワクワクする直売所を創り上げたいと思っています。

 

 

※スタッフが居ても販売行為をしない、産直売場は「無人販売」と一緒! だから売れないのです(--〆)

 

 

2016年09月13日