簡単!SNSを活用した集客策とは

「売場から情報拡散を!」


テレビCMが流れている新商品を店頭に大量陳列しても以前と比べ全く売れなくなったと言う声を良く聞き来ます。消費者のニーズや価値観が多様化しすぎてメーカや店舗側も「コレっ!」と的を絞った販促策が打ち辛く、効きにくい時代に突入してきました。消費者が自分にメリットが無いと思ったCMの情報を回避する傾向が増えており、字が読めない幼児でさえスマホの「スキップ」ボタンを平気に押している時代なのです。その為、チラシを入れても特売商品ばかり買われ、イベントを企画してもイベント当日しか来店されない。そのような事で頭を抱えている経営者も少なくないと思います。

 

そんなお店には朗報です!SNSを活用した「拡散販促」です。今までタブーとされていた店内撮影をOKし、来店客自身でユニークな商品や楽しいイベント、名物スタッフなどをWEBで拡散し、新たな来店に繋げるものです。これだと店側でフェイスブックやツィッターなどのアカウントを取る必要は無いので年配スタッフが多い農産物直売所などでも充分OKです。必要なのは「店内撮影OK!」と言ったPOPと「撮影ルールとご法度について」告知しておく。あとはひたすら消費者が喜ぶ(お店、商品のファンになる)ネタづくりにスタッフ全員で励むと言う事であります。お客様の琴線に触れれば勝手にどんどん拡散され、来店客、売上が増えるはずです。

 

「SNSの店内画像を見ました!」と言って来店する事で店内撮影は強力な武器となります。この「拡散販促」を行うには、タブーであった店内撮影を認める事と思わず撮影したくなるようなネタの提供を欠かさない頃が大前提です。また、立地条件も問わないので、目立たない店舗や過疎地なども逆に消費者を引き寄せるきっかけづくりに役立ちます。

 

こうした中、一部の小売店では来店客の店内撮影を認める動きも出てきています。ヨドバシカメラでは2015年から店内撮影を認めています。


「拡散販促」私が一番効果が高いと思った業態は飲食店と道の駅(農産物直売所)です。いずれも不特定客を対象にした、一見さんが多い業態です。チラシやイベントで継続集客が難しいからこそこの「拡散販促」チャレンジしてみてください。

 

 

2019年04月26日